山を上るイワナ



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自由な感想を抱ける作品をありがとう。

作家は、読者がさまざまな感想を抱くことのできる自由、余白をあえて残して作品を結んでいるように感じます。それは、僕たち読者にとってはとてもしあわせなことのように思います。最後の「幻の仙北街道」や、冒頭の「記憶の水脈」などは、作品世界の余韻に存分に浸ることができて、心地よい時間を味わうことができました。自然ジャンルではナンでもカンでも誰にも分かるメッセージが立て看板のように書かれていないと評価できない方もいるようですが、僕は下らないエゴを一方的に読者に押しつけようとしない作家の姿勢に共感します。だいたい、ルポとエッセイって、全く異なるものですよね(笑)。
釣り日記

文章は非常に上手だと思います。地元(東北)の釣りを通しての
情景描写や山人の姿は素晴らしいと思います。
それだけなんです。それ以上の感動はありません。
なぜだと考えてみました。
失われていく自然に対して何も言ってないと言う事に気がつきました。
廃村になった村、山人の居た山の荒廃。
著者がそれらを見て、山人と話して、何を感じたのかがありません。

やはり釣り人はまた言うのでしょう「昔はよかった」と。

#定年釣り師に関してもまったく同じ感想を持ちました。
読み終わりたくない本

釣り師の間ではつとに評価の高い村田さんの作品。
文章を噛みしめ味わいながら少しずつ読んでいくのが楽しみになる名品です。
読み終わるが残念な気持ちになってしまいました。
思わぬ拾い物。

知らない著者の作品ですが、帯の「秘境のかけらを拾いに、今日もふらりと旅に出よう」という言葉にひかれて購入。読んでみると、意外な面白さ。どの短編も、著者の体験が元になっているようですが、それが適度に味付けされていて、何となく読み進んでしまいます。宮崎アニメ的な不思議世界とはまた別の、リアルな不思議さとでも言ったらよいのでしょうか。入り口はさかな釣りの話でありながら、違う出口につながっているところがまた面白い。僕も秘境のかけらを拾いにどこかへ旅に出たくなりました。



つり人社
イーハトーブ釣り倶楽部 (BE‐PAL Books)
定年釣り師―今日も明日もあさっても釣り日和 (Be‐pal books)
夜明けの森、夕暮れの谷
底なし淵 (渓流ライブラリー)
イワナの夏 (ちくま文庫)







         
         
         
         



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